赤い羽根共同募金運動 全国一斉にスタート エルマールで募金とPR

 赤い羽根共同募金運動が1日、全国一斉に始まり、上越市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマール正面入り口で街頭募金活動が行われた。

エルマールの来店者にPRを行い、募金を呼び掛けた

 昭和22年に始まった全国的な同運動。募金は地域福祉の課題解決に取り組む市民団体に配分される。75回目となる本年度は「じぶんの町を良くするしくみ」をメーンテーマに、各自治体に設置された委員会が主体となり、活動を展開する。

 上越市では例年、初日に複数箇所で街頭募金や運動のPRを行うが、コロナ禍により昨年に続き同所のみの実施に。同市共同募金委員会の事務局を務める同市社会福祉協議会の7人が参加し、感染対策として発声を極力控え、PR音声を流して募金を呼び掛けた。

 同委員会の吉崎譲さん(53)は「地域の福祉を良くすることにつながる募金にぜひ協力を」と話していた。

 昨年度の同市における募金実績額は約3026万円で、年々微減傾向にあるという。用途の内訳は同市の福祉に61%、県の福祉に36%、災害時の備えに3%。本年度は約3098万円の目標額を設定している。

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