格闘技イベント「RIZIN」初の配信大会「LANDMARK vol.1」(2日)が行われ、〝最強兄弟の兄〟朝倉未来(29)が、萩原京平(26)に判定3―0で〝完封勝ち〟を収めた。テークダウンやグラウンドの攻防で終始優位に試合を展開。試合後は改めて斎藤裕のフェザー級王座に照準を合わせることを表明した。
――年末に斎藤へのリベンジを表明した
未来 地獄の追い込みをしようかなと思います。
――萩原は戦ってみて印象に変化はあったか
未来 (事前の)印象通りですね。実力は印象通りだし、メンタルも印象通り。でも、思ったより蹴りが重かったです。
――今後について
未来 リベンジがしたいなというのと、とりあえずRIZINのチャンピオンベルトを巻きたいです。
――試合運びは事前の想定通りか
未来 一本取りたかったんですけど、結構対応がうまくなっていたというか。柔術の先生が教えていたので〝一本取らせない力〟っていうのはあったなって思います。
――事前に話していたハードな展開にはなったか
未来 ならなかったですね。そんな息も切れずに終わったんで。もうちょっと立つのがうまいかなと思った。テークダウンは取れると思ったけど(相手が立つのがうまければ)もっと打撃の展開になったかと思うので。立たれることも(序盤の)1回だけだったかと思います。
――その1回立たれた原因は
未来 ちょっと体の強さが思ったよりあって。そこは後のラウンドは修正しました。
――RIZINでは見せたことのないグラウンドの姿だった
未来 今まで寝技を出す機会がなかっただけで、萩原選手の弱さがそこで、そういう展開をしたというだけです。寝技が急に強くなったわけではないです。
――ベルトに照準を合わせる理由は
未来 RIZINをもっと盛り上げたいんですけど、そうなるとやっぱり俺が巻かないと。フェザーのチャンピオンベルトは(自分が)一番似合うと思うんで。今まで俺が引っ張ってきたという自負もあるし。いろいろ含め、リベンジも含めてですね。
――最終ラウンドに萩原にパウンドを下ろしながら笑っているように見えたが
未来 萩原君と目が合って、疲れてたんで「動けよ」って言ったんです。それで笑っちゃったんです。