緊急事態宣言全面解除、EXIT兼近「渋谷のハロウィンはどうなるんだろう?」と不安視

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

**■およそ半年ぶりの緊急事態宣言&まん延防止を全面解除 **

EXIT兼近「渋谷のハロウィンはどうなるんだろう?」と不安視

2021年9月30日(木)夜9時からの放送では、緊急事態宣言などの全面解除を数時間後に控えた東京の街の様子を生中継。番組MC でお笑いコンビ・EXIT の兼近大樹は「気持ち的には解放感がある。だけど、宣言解除後の飲食店の時短営業やイベントの収容人数などをよく見たら、そんなにこれまでと変わらないのでは?という気にもなっていて、複雑ではあります」とコメントした。

渋谷・スクランブル交差点のライブ映像が流れると、兼近は「人が多いな…渋谷は心配ですね」とつぶやいた上で、「すごく気になることは、ハロウィン。今年、渋谷はどうなるんだろう?経過措置期間が1か月程度ということなので、ハロウィンまでは規制で締めて、終わってから解除されるのかな?」とコメントした。

**■歌舞伎町に集う居場所がない未成年たち”トー横キッズ”に **

EXIT兼近「ファンにどう生きて欲しいのか?推される側の意識改革が必要」

また、番組後半には、家や学校に居場所のない若者が新宿・歌舞伎町にある『TOHOシネマズ』横の広場に集う、通称“トー横キッズ”を特集。歌舞伎町の社会学を研究しているライターの佐々木チワワをゲストに、未成年の若者たちについて考えた。

冒頭、兼近は「このキッズのことは知らなかった」とボケた上で、「若者が大人とは一線を引いて、自分たちだけで活動できる溜まり場みたいなコミュニティって、昔からずっとあるもの。僕はあっても良いと思う」とコメント。また、兼近は「僕もこういうコミュニティで育ったから見てきたが、コミュニティには良くない大人が入り込んで、子どもの隙をついて、どんどん悪い方に引きずり込んでいく。『お金を稼ぐためには犯罪しかない』と、その大人自身もその方法しか知らないからそう教えてしまう。なので、“正しいとされている道”に行くことで『こういう仕事だってあるよ』『こういう方法があるよ』と、教えてあげる存在が必要だと思っている」と経験談をもとに訴えた。

さらに番組では、若者たちの間で、ファッション感覚でリストカットなどをしてしまう“病みカルチャー”についても着目。当事者として出演した女性は、指名している”推しのホスト”から「リストカットをする行為やその傷が可愛いと思っている」と言われたことがきっかけで、「アクセサリーを身に着けるような感覚でリストカットをするようになった」と語った。

これを受け、兼近は「僕が中学生の時も、女性はリストカット、男性は根性焼きとかがあった。誰かに憧れているから、同じ行動をしているという背景があったと思う」と分析。続けて「憧れと言えば、僕も自分のことを応援してくれている若い子たちがいるが、そういう子たちに、身を削ってまで自分を推すような推し方というのはして欲しくないっていうのは常日頃から思っている。応援してるファンの人に“どうなって欲しいのか?”と、きちんと考えるという、応援されている側・推される側の意識ってすごく大事。例えばファンの人に、楽しく生きてほしいだったり、誰かを幸せにできるようになってほしいだったり。推されている側の意識を変えていくことで、ファンの人の安全性が高まることもあるんじゃないかな」と自身の考えを語り、フリーアナウンサーで元SKE48の柴田阿弥も大きく頷いた。本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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