東頸城地域で昔から食べられてきた「おやき」の販売会が4、8日の午前10時から、JAえちご上越浦川原物産館(浦川原区顕聖寺)で開かれる。その後は毎週月、金曜日に販売予定。
「おやき」は長野県の郷土料理として有名だが、同区をはじめ東頸城地域では品質の良いコメを出荷した後、手元に残った品質の劣る米で皮を作り、漬物やイカの塩辛などを包んで焼いて食べたという。郷土食の文化を後世に伝えようと2001年、同物産館の開業に合わせて地元の加工グループが商品化した。
おやきの皮はうるち米ともち米の粉を混ぜ、具は刻んだ野沢菜漬と小豆あんの2種。あんは地元の「東屋菓子店」が甘さ控えめに仕上げた。
小出祐輔店長(35)は「手作りのおいしさをぜひ味わってほしい」と話した。価格はあん、野沢菜とも1個135円(税込み)。4、8日は120円(同)で販売する。各日限定150個でなくなり次第終了。冷凍品はあるるん畑(上越市大道福田)でも販売する。
問い合わせは浦川原物産館(電025・599・2387)へ。