映画『リッちゃん、健ちゃんの夏。』お二人のアドリブのシーンは2か所ある!

3日、アップリンク吉祥寺で映画『リッちゃん、健ちゃんの夏。』公開記念舞台挨拶が行われ、映画初主演となった武イリヤと笈川健太、監督の大森歩が登壇し撮影秘話など語った。

本作は、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録された「黒島の集落」を舞台に、女子中学生と国語教師の淡い恋のラブストーリーを描いている。

登壇した大森監督にラブストーリーにした理由について聞くと「まず脚本とか企画より先に二人が主演になるというのが決まっていた。もし二人が街を歩いてたり、コンビニで腕組んで歩いていたらすごく不思議に思う(笑)、歳も離れているし、雰囲気とかトーンが全く違う、どうしよう?と思ったときに二人が大自然の中で腕組んで歩いていたらアリだなと思って!」と明かした。

また、「リッちゃんは天真爛漫で笑顔がはじける感じ、健ちゃんは、ちょっとサイコパスっぽい役が似合いそうだと思った」と語り会場を笑わせた。

MCから、「笈川さんはこんなに可愛い(武イリヤ)女子中学生に好かれる国語教師の役ですけど、撮影に入る前にある準備をしたそうですが」と質問され、笈川は「健ちゃんは、あまり人の目を見て話せない設定だったのですけど、僕は普段、目をめちゃめちゃ見て話すタイプなので、大森監督から『それは違う』と言われ、自分が知ってる人がいないバーに行って、ずっと下を見ながら話す練習をした」と明かした。

さらに、笈川が昨日誕生日だったということでサプライズで武から花束が贈られた。嬉しくて動揺する笈川に武は「改めて30歳の誕生日おめでとうございます!めちゃくちゃ久しぶりですが、全然変わってなくて安心しました、今後も何か共演することがあればその時は宜しくお願いします」と笑顔でお祝いの言葉を贈った。

最後に「二回目を観るならどこに注目していただきたいか?」と聞かれ大森監督は「台本では無かった、お二人のアドリブでそのままシーンを撮ったところが二か所ありますので、どのシーンか皆さんで推測していただくと、また楽しめると思います」と語り締めくくった。

映画『リッちゃん、健ちゃんの夏。』は、10月1日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか、10月2日(土)より名古屋の名演小劇場、10月15日(金)より愛知・刈谷日劇、11月6日(土)より長野・上田映劇、近日アップリンク京都ほかにて全国順次公開される。

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