連続講座「朝鮮民主主義人民共和国の大衆文化をひも解く」の第2回が9月25日、朝鮮大学校(東京小平市)を本会場にして行われ、講師の朴貞順さんが朝鮮民主主義人民共和国の舞踊の歴史と特徴について解説。1945年から現在に至るまでの発展過程を時代ごとの貴重な映像を交えながら、オンラインを含めて約80人の参加者たちを魅力ある朝鮮舞踊の世界へと案内した。
朴貞順さんは、朝鮮民主主義人民共和国教授、芸術学博士、功勲芸術家、前朝鮮大学校教育学部学部長であり、現在、朝鮮大学校非常勤講師、舞踊教育研究室室長として活躍している。
講座では朝鮮の舞踊史を6つの時代に区分してその特徴について説明。朴さんによると「金正恩時代に入り社会主義文明国家建設が推し進められる中で、時代と現実を反映した名作が創作されている」という。
朝鮮の大衆文化を学ぶこの連続講座は、朝鮮大学校朝鮮問題研究センター朝鮮文化研究室と科研費基盤(B)「文化としての社会主義:北東アジアとDPRK」の共催によるもので、7月24日に開講した。
第1回は、尹伊桑音楽研究所(平壌)副所長、前在日本朝鮮文学芸術家同盟中央音楽部長の李喆雨さんを講師に招いて、朝鮮の音楽をテーマに行われた。
次回の第3回は、「朝鮮の食」をテーマに11月20日に開催される予定だ。