4日(月)午後も、東北以南は晴れる所が多い見込み。各地で時季外れの暑さが続き、九州北部は猛暑日に迫る高温となる所がありそうだ。一方、北海道は前線の影響で今夜にかけても、大気の非常に不安定な状態が続く見込み。この方面は、大雨による低い土地の浸水や土砂災害に警戒・注意が必要で、発達した雨雲が通過するさいは突風が吹くおそれがある。
東北南部でも30℃超
本州付近は高気圧に覆われ、4日(月)午後も広く晴れる見込み。暖かい空気が流れ込む影響で、東北以南は最高気温が30℃前後と10月とは思えない暑さとなる見込み。日本海側を中心に空気は乾くものの、昼過ぎにかけて日差しが強いので外出のさいは注意が必要だ。特に、日田(大分)は34℃くらいまで上がり、厳しい暑さが続きそうだ。
一方、北海道は前線の影響で、午前中から局地的に雨雲が発達している。この方面は今夜はじめ頃にかけても、急に激しい雨の降るおそれがあり、大雨による低い土地の浸水や土砂災害に警戒・注意が必要だ。また、落雷や、竜巻などの激しい突風にも十分な注意が必要となる。
雨エリアが南下
あす5日(火)は雨雲が南へ下がるため、北海道はきょうより天気が回復に向かう見込み。一方、東北は北部を中心に昼前後から雨が降り、夜にかけて雨脚の強まる所がありそうだ。東北北部は、きょうより大幅に気温が下がる予想となっている。なお、北陸は天気が下り坂で、遅い時間には雨の降り出す所がある見通し。
5日(火)日中は、東・西日本で晴れる所が多く、関東から西の各地は雨の心配はほとんどなさそうだ。ただし、昼間は気温の高い状態が続くため、屋外は日傘や帽子で直射日光をさえぎる工夫が必要だ。また、朝晩は内陸を中心に意外と気温が下がるので、気温変化に対してもうまく対応したい。
週後半は雲多め
6日(水)も西日本は晴れて、日中は気温が高くなる見込み。東・北日本は雲が多く、北陸や東北を中心に雨の降る所がありそうだ。今週後半は、関東から西でも雲が広がりやすくなるが、今のところ広い範囲での天気の崩れはない見込み。関東以西の各地も、ここ数日に比べれば気温が下がるが、日中はまだ半そでの方が過ごしやすい地域が多くなりそうだ。
(気象予報士・高橋和也)