韓国紙「驚異的だった日本車、今は不可解な姿に」「世界の流行外れ...不買運動無くとも...」

韓国の自動車専門紙が、日本車のデザイン(室内含む)について厳しい見方を伝えている。

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韓国メディア「オートポスト」は3日、日本車についての特集記事『これでは売れないのでは?レクサスが衰退するしかない理由は意外な所から見つかる』を掲載した。

同紙は、「少し敏感になり得るテーマだが、日本の自動車の話をしてみよう」とし、日本製品の不買運動について触れつつ、「たとえ日本不買運動の熱気が萎んだとしても、これまで全体的に日本車の販売台数が減ってきたことは事実である」と指摘し、日産が不買運動ではなく、かねてからの販売不振によって撤退したと説明した。

日本車の不振の理由について同紙は、複数の理由があるとしつつ、特には室内を含む日本車のデザインについて辛口の評価を伝えている。

三菱GTO

オートポストは、「かつて、日本の製品が市場性など、ほぼすべての面で最高という認識があった」とし、80〜90年代に出された車が「今でも名車として崇められている」と伝え、日産スカイラインGT-Rシリーズやシルビア、トヨタのスープラ、三菱ランサーエボリューション、ホンダのNSXなどを挙げ、「本当に驚異的な車が多かった」と称賛した。

しかし、「2010年代に入って日本車のデザインは破格を超え、やや不可解な姿に変わっている。パフォーマンスも昔ほど印象的なモデルが出ていないのが事実だ」と指摘し、「多数のモデルが、ロボットのようなデザインを採用している」「このままで大丈夫か?」と嘆いている。一例として、最近公開された三菱アウトランダーのデザインについて、「(現代自動車の)サンタフェやパリサーセードを合体させたようなデザインだ」という反応が出たと伝えた。

同紙は、インテリア・デザインについての批判も非常に多いとし、「うわっ!」「CDを入れるところがある!」「頼むからインテリア・デザインを変えてくれ」「90年代のインテリア・デザインにこだわるところが普通の根性ではない」「室内を見た瞬間、日本国内向けだと思った」などの韓国インターネットユーザーの声を紹介した。

とりわけ、日産が最近11年ぶりに公開したZのデザインについての反応が「尋常ではなかった」らしく、「ほとんどは、デザインに対する酷評だった」とし、「11年ぶりに帰ってきたというのに、なぜこうなのか?」などのコメントを伝えている。

オートポストは、「もちろんデザインは個人的な好みに応じて好き嫌いが分かれる領域と正解はない」としつつ、「しかし、大多数の消費者の反応は否定的であり、多くの人々が《NO》と叫ぶことは、通常、それなりの理由があるはずだ」と分析する一方、日本車がハイブリッドに名をはせたものの、「果たして世界の自動車市場のトレンドに沿って行けない日本車がいつまで売れるものか注意深く見守らなければならないようだ」と指摘している。

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