時短要請〝ゴールド認証〟営業時間に差 広島

広島市を含む4市町で今月から始まっている県の集中対策。対象地域の飲食店では時短営業が要請され、「積極ガード店ゴールド」の認証を受けた店では午後9時まで営業ができ、それ以外では1時間短い午後8時までとなっています。これらの営業時間に関する制度は宣言解除の直前に発表されたためゴールド認証が間に合わない店も出ています。

10月1日、およそ1ヵ月ぶりに営業を再開した、焼き鳥店。

客「ああ、うまっ!最高!」

広島やきとり処よし坊 藤本よしゆき店主「仕事をしないと生活のリズムが崩れますよね(再開できて)安堵はしています」

店主の藤本さんは、およそ1カ月前、他店のオーナーから「今後はゴールド認証を受けていないと営業ができなくなるかもしれない」という話を聞き、急いで申請したそうです。

集中対策が始まる前からゴールドの認証を受けていたため午後9時まで営業することができます。

広島やきとり処よし坊 藤本よしゆき店主「飲んでらっしゃる方の気持ちの余裕も全然違うと思いますよ、ゆっくり飲めるのと急がなきゃいけないという部分もあると思うし早く取り組んでいて良かったと思います」

「積極ガード店ゴールド」は7月に制度が始まりましたが、営業時間に関する説明が行われたのは、宣言解除2日前の9月28日。そのため営業再開に間に合わなかった店舗も。

自彩菜酒処 渓 加島和宣さん「14日までに間に合うかどうかわからないんですけども、これは仕方ないと思います。もしもらえるのであれば申請しておけば良かったかなというのはありますけどね」

こちらの居酒屋では930日に申請し、審査を待っている状況です。「積極ガード店」の認証はすでに受けていますが、「ゴールド」の認証は受けていないため1時間短い午後8時までの営業となります。

それでも店主の加島さんは少しずつ元通りの生活に近づいていることが何よりもうれしいそうです。

自彩菜酒処 渓 加島和宣さん「仕事がしたかったんですよ。お客さんに会いたかったんですよ。仕事を思い出しながら懐かしいお客さんと会えることを楽しみにしながら、ゆっくりやっていこうかと思います。」

県によりますと9月29日・30日の2日で410件もの申請があったそうです。

県は調査員の人数を30人から50人に増員して対応を急いでいます。

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