新日本プロレス4日後楽園大会の「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、後藤洋央紀(42)がYOSHI―HASHI(39)とのCHAOS同門対決を制し、5戦目にしてようやく今大会初白星を挙げた。
NEVER6人タッグ王座(もう1人のパートナーは石井智宏)を保持する盟友同士の公式戦は、手の内を知り尽くした同士だからこその白熱した展開となった。後藤は裏GTRがらGTRを狙ったが、これを阻止されると掟破りの昇天・改で反撃を許す。
さらにトラースキック、KUMAGOROSHI(変型ボム)と猛攻にさらされたが、打撃合戦からGTWをさく裂させて再び攻勢に。切り返し合戦から昇天・改を決めると、最後はGTRでYOSHI―HASHIを振り切った。
開幕から4連敗という長いトンネルを抜けた後藤は「ついに1勝だ。思い出したよ、この感覚。俺のG1は終わりじゃねえぞ。ここからが始まりだ」と逆襲宣言を繰り出した。Bブロックではオカダ・カズチカとジェフ・コブが5連勝発進を飾り、直接対決(20日、日本武道館)を残しているため4敗の後藤は数字上脱落。それでも「コロナ、コロナで、いま世の中が這い上がろうとしているだろ? 俺が先陣を切ってやる。這い上がり方を見せてやる」と、前だけを見ていた。