相模原市、中学生らに給食アンケート 22年度以降に方向性

相模原市立中学で提供されているデリバリー給食(市教委提供)

 相模原市教育委員会は、全ての市立中学校で生徒全員が同じ給食を食べる「完全給食」の実現に向けて、生徒や保護者を対象にしたアンケートを29日まで実施している。同市は家庭弁当との選択式でデリバリー方式の給食を実施しているが、本村賢太郎市長は公約でデリバリー給食を見直し、温かい給食を提供することを掲げている。

 市教委はアンケート結果を踏まえ、2022年度以降に具体的な方向性を明らかにするとしている。

 市内では、旧津久井町、旧城山町の6校を除き、計30校で選択式デリバリー給食を提供している。栄養バランスが取れた献立が提供されている一方、衛生面から冷やさなければならず、喫食率は4割ほどという。

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