DeNAが「大リストラ」に踏み切った。乙坂智外野手(27)、中井大介内野手(31)、飯塚悟史投手(24)、風張蓮投手(28)、武藤祐太投手(32)ら10名の選手と5日、来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。
乙坂は地元・横浜高の出身で2011年のドラフト5位で入団。主に左の代打で活躍し、通算468試合に出場。打率・211、10本塁打、53打点だった。今季は17試合のみの出場にとどまり、シーズン途中の6月には球団で定められていた新型コロナウイルス対策のルールを違反して自宅謹慎処分を下されていた。
2018年オフに巨人から戦力外通告を受けた中井は、DeNAの移籍1年目となる19年に79試合、翌20年は69試合に出場したものの、今季はわずか12試合にとどまっていた。期待の若手投手と目されていた高卒7年目右腕・飯塚も8月に右肘のクリーニング手術を終え、再起を目指していたタイミングだったが、戦力外通告となった。
風張は昨季限りでヤクルトを戦力外となり、今季より新天地となったDeNAでわずか5試合のみの登板だった。
武藤は18年に中日から加入し、中継ぎ右腕として3シーズンに渡って72試合に登板したが、今季は一軍マウンドで立つ機会を与えられなかった。
また、齋藤俊介投手(27)、勝又温史投手(21)、進藤拓也投手(29)、笠井崇正投手(27)、R・コルデロ投手(23)も戦力外を通告された。
現在リーグ最下位に沈むDeNA。野手2人、投手8人を戦力外とし、来季も見据えながら新たなチーム編成で巻き返しを図る。