“対話再開は南の行動次第” 北南共同宣言履行を求めオンライン集会

金正恩委員長と文在寅大統領の首脳会談で採択された「9月平壌共同宣言」(2018年)の3周年と金正日委員長と盧武鉉大統領の首脳会談で採択された北南関係発展と平和繁栄に向けた宣言(10.4宣言)」(2007年)14周年記念を記念する集会が2日、オンライン方式で行われた。 

祖国統一をために活動する民間団体である6・15共同宣言実践南側委員会と海外側委員会が共催し、ソウルと東京、米国、ドイツの会場がオンラインでつながれた。

6・15南側委と海外側委は板門店宣言(2018年)が発表された4月27日から10月4日までを「民族の自主と平和、統一のための運動期間」に定め、米国大使館および領事館への抗議行動をはじめとする反米自主平和統一運動を行ってきた。

ソウルと東京、米国、ドイツをオンラインでつないで行われた。(C)朝鮮新報

 オンライン集会で式辞を述べた6.15南側委の李昌馥常任代表議長は「文在寅大統領の終戦宣言の提案に北側が立場を表明し、金正恩国務委員長が南北通信連絡線の再復元を指示したことは、関係回復の新芽といえる。韓米合同軍事演習中断を宣言するなど南の政府が可能な先制措置をとるならば、対話はまた開かれると確信する。南北合意履行の要は民族自主精神であることをいま一度確認し、よりいっそう団結しよう」と呼びかけた。

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