〝新宿夜遊び〟で立民除籍された高井崇志氏 れいわから出馬「山本太郎総理大臣を誕生させたい」

山本太郎氏

れいわ新選組の山本太郎代表(46)は5日、会見し、次期衆院選の滋賀3区に高井崇志衆院議員(52)の擁立を発表した。高井氏は無所属ながら国民民主党の会派に所属しているが、れいわがスカウトに成功した形だ。

高井氏は会見冒頭、「なぜれいわか? 一言でいえば山本太郎代表を総理大臣にしたいからです」と切り出した。

高井氏は東大卒の元総務官僚で、故・江田五月参院議長の秘書から民主党で衆院に当選。立憲民主党に所属していた昨年4月、緊急事態宣言下で新宿のセクシーキャバクラへの出入りを週刊誌で報じられ、除籍処分となった。

高井氏は「失意のどん底にある時に真っ先に声をかけてもらったのが山本代表でした。『やり直しができない人生なんかない。どんな失敗をしてもやり直しができる日本を作りましょう』といわれて、どれだけうれしかったかわかりません」と話し、山本氏の政策ブレーンの一人として、活動していたという。

昨年11月に高井氏は国民民主党の会派入りしたが、玉井雄一郎代表には山本氏との関係を報告したうえで、国会での活動を継続していたという。

高井氏は「衆院選を迎えるにあたって、太郎総理大臣を誕生させたい。一緒に働きたい思いかられいわからの出馬を決意した」と話した。滋賀3区は立民の予定候補者がいない空白区で、高井氏は地縁はないものの落下傘で立候補となる。

山本氏は「高井さんは非常に優秀。政策立案能力もそうですし、苦しんでいる人たちに寄り添える。不祥事という言葉があったが、政治の世界から去ってしまうのはもったいない。国にとっての損失と思っている。失敗は誰にでもある。もう一度、再起を目指すことは担保されるべき」と高井氏への思いを訴えた。

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