山本太郎氏の選挙区選びのポイントは〝盛り上がり〟「橋下さんや松井さんが小選挙区で出てくれたらなぁ」

JR大阪駅前でソーシャルディスタンス街宣を行った山本太郎氏(東スポWeb)

れいわ新選組の山本太郎代表(46)が8日、JR大阪駅前でソーシャルディスタンス街宣を行った。

街宣には次の衆院選で大阪1区からの立候補を表明している八幡愛氏も参加。帰宅途中の人々に支援を訴えた。

山本氏はこの日午前、国会内で立憲民主、共産、社民の野党3党首とともに、安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」の政策提言に署名した。消費税減税の実現、コロナ禍に乗じた憲法改悪への反対、原発のない脱炭素社会の追及を目指すなどとしている。

これにより、衆院選小選挙区の候補者一本化に向けた調整が加速するとみられるが、八幡氏にとっても人ごとではない。大阪1区では前回の衆院選で立民、共産が候補者を擁立しており調整が必要となりそうなのだ。

八幡氏は「正直、どうなるか分からない。10か月やってきたのでやりたいですけど、私では無理と思われるのかイケると思われるのか。(他の選挙区に)動いてくれとなるかもしれないけど、立候補しないという選択肢はないです」と心境を明かした。

これに山本氏は「スロースタートになってしまったのは不利なんですよね。ただ、せっかくの人材。自爆させるようなことはしたくないし、バランスの取り方を考えていかないといけない」と思案した。

一方で、山本氏自身の動向も気になるところだ。政策協定後のぶら下がりでは「私、出ますよ」とどこかの小選挙区での立候補を明言。それでも、菅義偉首相の神奈川2区や河野太郎行政改革担当相の神奈川15区への立候補の誘い水には「どう思います?」などとはぐらかした。

街宣後、本紙が地元関西からの出馬を確認しても「盛り上がりそうないいところありますかね~?」と逆質問。総裁選立候補を正式表明した高市早苗前総務相の奈良2区については「今回は出ないけど、奈良2区は中村哲治元衆院議員を推したいんですよね。私が奈良に出張っていくのはないかな」と否定した。

「肌が合うのは確実に関西」という山本氏だが「どこも役者としてパンチが弱い。橋下(徹=元大阪市長)さんや松井(一郎=大阪市長)さんが小選挙区で出てくれたらなぁ」とニヤリ。地元からの立候補の可能性は橋下氏ら次第?

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