米フォーブス誌「長者番付」発表 ベゾス氏が1位、トランプ氏は25年ぶりランク外

1位のベゾス氏(ロイター)

米経済誌「フォーブス」による恒例の米長者番付「フォーブス400」が5日発表された。上位を占めたのはアマゾンのジェフ・ベゾス氏、テスラやスペースXのイーロン・マスク氏、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏らおなじみの顔ぶれだが、常連だったドナルド・トランプ前大統領や人気司会者で実業家のオプラ・ウィンフリーがランク外に消えた。

これは超富裕層の全体的な所得底上げによるもので、ランキング入り最低ラインが過去3年の21億ドル(約2343億円)から29億ドル(約3235億円)に上昇したため。

フォーブス誌によると、トランプ氏の資産額は25億ドル(約2789億円)で、ランクインには4億ドル足りなかった。不動産王と呼ばれたトランプ氏だが、コロナ禍による不動産価値の下落により約6憶ドルを損失。ランク外は25年ぶりとなった。

また、オプラは1995年に初めて「フォーブス400」入りを果たし、当時の資産額は3億4000万ドル(約380億円)だった。現在は26億ドル(約2900億円)だが、やはりランキングからは漏れた。

同リスト1位は昨年と同じベゾス氏で2010億ドル(約22兆4316億円)。2位はマスク氏の1905億円ドル(約21兆2578億円)、3位ザッカーバーグ氏の1345億ドル(約15兆円)、4位ビル・ゲイツ氏の1340億ドル(約14兆9530億円)と続いた。

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