「糸魚川クラブJr.」設立 U15県大会に初出場 糸魚川市バスケットボール協会 〝オール糸魚川〟で高み目指す 

 糸魚川市バスケットボール協会(下澤春雄会長)は、市内の中学3年生男子で構成するクラブチーム「糸魚川クラブJr.」を設立した。30日から計4日間にわたり新潟市で開かれる、第2回新潟県U15バスケットボール選手権大会(県バスケットボール協会主催)男子の部に初出場する。

 同協会は本年度、中学生を対象にしたU15部会(川原雄二代表)を立ち上げた。部活動を終了した3年生に対し「今後もバスケットボールを続けていく環境を地域の中に」と、〝オール糸魚川〟チームを結成した。併せて基本技能の習得などを目的にした「バスケ教室」も始動。新規会員を随時募集している。

市内中学の3年生男子選手が結集した「糸魚川クラブJr.」。U15県大会に挑む(糸魚川市バスケットボール協会提供

 糸魚川クラブJr.には、市内中学校4校から選手を募り、3校の男子10人が加入。週2、3回の練習を積み重ね、対外試合も2回行った。9月中は新型コロナウイルス感染拡大防止の措置で活動を休止した。

 県大会まで1カ月を切った3日、市民総合体育館で糸魚川高との練習試合に臨んだ。加藤航成主将(青海中3年)は「だんだんチームのまとまりが出てきた。勝つための準備ができてきた」と手応え。「大きな舞台で試合ができることに感謝したい。結果はどうであれ、出し切りたい」と意気込みを話した。

糸魚川高と練習試合を行い、プレーの細部を確認。選手、指導者ともに熱を帯びてきた(3日、糸魚川市民総合体育館)

 アシスタントコーチを務める水嶋信一理事長は「後輩に引き継がれる姿、姿勢を見せてほしい」と、さらなる高みの成長を期待した。

 同大会の男子には22チームが出場。全国大会の予選を兼ねている。無観客で行われる。

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