マンチェスターUでワクチン接種拒否選手が続出「ライバルチームは不満感じている」

スールシャール監督も頭が痛い(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドで新型コロナウイルスワクチン接種を拒否する選手が続出し、英国内で大きな波紋を呼んでいる。

ワクチンを巡っては強制ではないため各チームによって接種率にばらつきがあるが、英紙「デーリーメール」は「マンチェスターUの選手間でのワクチン接種の少なさは、プレミアリーグ内で問題があると見なされており、ライバルチームはフラストレーションを感じている」とプレミア屈指の人気クラブで接種する選手が少ないことが問題視されていると報じた。

スールシャール監督は自身のワクチン接種を公表したうえで「私は若者に予防接種を受けることを勧めるが、誰もそれを強制することはできない」とあくまで選手の意思を尊重する方針を表明。ただ「我々はみんなに2回接種をしてもらいたいと思っている」と私見として選手の接種を望んでいるとの見解を示した。

同紙は「リーグの他のメンバーは、ユナイテッドのワクチン接種の少なさに不満を感じている」と他クラブからワクチン接種が進んでいない状況を問題視されていると指摘。さらに「FIFA(国際サッカー連盟)や、イングランド代表のサウスゲート監督、プレミアリーグは、選手にワクチン接種を望んでいる」と周囲から接種を求める声が強まっている現状も示した。

マンチェスターUは世界中にファンが多く影響力も大きいだけに、新型コロナワクチンを巡る現状に大きな注目が集まっているようだ。

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