リバプール指揮官が飲酒運転を例えに新型コロナウイルスのワクチン接種に持論

リバプールのクロップ監督(ロイター)

日本代表MF南野拓実(26)が所属するイングランド・プレミアリーグ、リバプールのユルゲン・クロップ監督(54)が、新型コロナワクチン接種についての持論を展開した。

英紙「ガーディアン」によると、クロップ監督はこう語ったという。「(リバプールは)99%がワクチン接種をした。私が選手たちを説得する必要はなかった。チームのためのより自然な決断だった」。しかし一部英メディアが、20のプレミアリーグクラブのうち50%以上の選手がワクチン接種を受けているチームは7つだけだと報じている。

そんなことなどを踏まえ、ワクチン接種をするかしないかの自由があるとの風潮に不満をのにじませた。「なぜそれが自由の制限であるのか理解できない。もしそうなら、飲酒運転を許可されないことも自由の制限であるからだ。ビールを1~2飲んでもまだ運転できると思ったことが誰にでもあるだろう。だが、法律では運転は許されないので我々は運転しない」

さらに「ワクチンを接種するのは自分自身のためだが、周りの人のことをもっと心配しているからでもある、私が感染して苦しんでも、それは自分せいだ。でも自分が感染して周囲に広げたとしたら、感染した人のせいではなく、広げた自分のせいになるのだから」。あくまでワクチンを接種すべきと主張した。

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