総合格闘技イベント「UFC」の元2階級制覇王者でUFC殿堂入りを果たしているBJ・ペン(42)が5日(日本時間6日)、米ハワイ州知事への立候補を表明した。
ハワイ出身のペンはSNSへの投稿で決意を述べた。ハワイの人々のために自由を取り戻すとし「このパンデミックに立ち向かうために世界中から最高の医師、薬、治療法、ヘルスケアを集め、ハワイを最も安全で健康的な州にしていきます」と記した。具体的な政策として「すべてのワクチンパスポートを廃止します」としている。
ペンはブラジリアン柔術をバックボーンにUFCで活躍。ライト級とウエルター級でベルトを手にし、2階級制覇王者となった。日本のトップファイターだった宇野薫と五味隆典にも勝利したレジェンドは、日本マットにも登場。旧K―1が主催したMMA大会の「ROMANEX」や「HERO,S」に参戦した。
一方で2019年5月を最後に試合に出場しておらず、近年はドーピング規定違反や暴行騒動などトラブルも多いため、ペンは声明の中で「私はこれまで多くの失敗をしてきましたが、戦いから逃げたり、仲間を売ったりしたことはありません」と述べている。