日本代表の主将・吉田麻也が森保監督の“断固支持”表明「選手ファーストで考えてくれる」

オンラインで取材に応じる吉田(東スポWeb)

日本代表の主将を務めるDF吉田麻也(33=サンプドリア)が、解任論も出ている森保一監督(53)の〝断固支持〟を表明した。

森保ジャパンはカタールW杯アジア最終予選の初戦で格下オマーンを相手にホームでまさかの黒星を喫して批判が噴出しており、一部で指揮官の手腕を疑問視する声も上がっている。

そうした窮地の中で、日本代表の主将という立場から吉田が選手側の意思を表明。6日にオンラインで取材対応した際に「批判されない代表監督はいない。ドイツでもブラジルでもスペインでも批判される。その覚悟は森保監督も就任前から持っていると思うし、今でも持っている。いろんな監督とやってきたけど、難しい監督が多い。その中で本気で選手のことを考えてくれる監督は少なかった。その数少ない一人が森保監督。なかなかここまで選手ファーストで考えてくれる監督はいない」と選手にとっては最高の指揮官であることを熱弁した。

その具体例として「前回で言ったらDF冨安(健洋=アーセナル)でいえば、最終予選の大事な試合でレギュラーで出ている選手を、個人のキャリアを重視して1試合スキップさせるというのはなかなかできる決断ではない。だからこそみこしをかつぎたい監督であるということは間違いない」と力説。指揮官を全面的に信頼し、窮地にあっても擁護する方針を明らかにした。

前回ロシアW杯の直前に当時のバヒド・ハリルホジッチ監督が電撃解任された際には選手からの不信任が決定的な要因となったが、対照的に森保監督は選手からの支持率は絶大な高さを誇っているようだ。

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