南野拓実 9月の離脱はリバプール判断と自身明かす

オンラインで取材に応じる南野(東スポWeb)

日本代表MF南野拓実(26=リバプール)が、9月のカタールW杯アジア最終予選で離脱の判断をくだしたのは所属クラブだったことを明かした。

南野は最終予選初戦のオマーン戦直前に左太ももを負傷。第2戦の中国戦を前に代表チームを離脱してクラブへと戻った。

6日にオンラインで取材対応した南野は当時の経緯を説明。「正直言うと、前回は次の試合に出るつもりで準備していた」と無理をしてでも強行出場する考えだったことを明かした。しかし「カタールにも行ったけど、どっちかというとチーム(リバプール)がストップした。僕は無理してでも試合に出るつもりだったけど。帰ったら連戦もあるので無理をさせたくなかったのかなと思う」とリバプールのメディカルスタッフから「NO」が出て出場を回避することになったという。

その後けがも回復して今回は満を持して最終予選に初登場。「前回は力になれなくて個人としても悔しかった。今回は試合に出られれば貢献したい」とヤル気満々。リバプールではリーグ戦でいまだ出場機会がないが「個人的にはリーグ戦には出場機会がなくて不安に思っている人もいるかもしれないけど、個人的には問題ないと思っている。前回けがして、ここにと思って準備してきた。自分が置かれた中では100%の準備をしてきたので問題ない」と万全をアピールした。

「カップ戦で90分出た試合のときも、ゴールへの感覚や90分通してプレーできることは証明できた。逆に言えば試合に出続けている選手よりも、良いコンディションでアウェーの地に来られている。疲労度は問題ないし、モチベーションも高い」と出場機会が限定されていることのメリットを強調した。

エースの復活なるか楽しみだ。

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