窮地の森保監督が長友のリーダーシップを絶賛「ありがたい」

オンラインで前日会見した森保監督(東スポWeb)

日本代表の森保一監督(53)が、DF長友佑都(35)のリーダーシップを絶賛した。

カタールW杯アジア最終予選の大一番となるアウェーのサウジアラビア戦に向けて6日にオンラインで取材に応じた指揮官は「良い雰囲気の中でトレーニングできている」とチームの士気が高まっていると手ごたえを口にした。

なかでも頼もしい存在なのがベテランの長友だ。「すごく明るくポジティブに、高い目標を見据えて進んでいくんだと。高い目標に向かうには高い基準で今を戦っていかないといけないと。いろんなコミュニケーションでチームに自分の持っているものを伝えてくれている」とイレブンをけん引する姿勢を高く評価。

「最終予選は厳しい戦いになる中で、彼の経験やポジティブに前に進もうとする力をチームに還元してくれていてありがたい」とその求心力の高さに最敬礼だ。

もちろん森保監督自身も決戦へ向けて準備を進めている。サウジアラビア戦のポイントについて「W杯出場に向けて、強い気持ちを持って試合に臨むチームが勝利に近づくと思っている」と精神面の重要性を強調。「戦術的なところはしっかり整理して臨まないと」と采配面でも腕の見せどころだ。

そして「個々の良いところを発揮できれば勝利の確率は上げられる。私は監督として選手たちが思いきってプレーできるように準備していきたい」と〝選手ファースト〟で必勝を誓った。日本のW杯切符を左右する正念場で〝森保マジック〟がサク裂なるか注目が集まる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社