阪神・中野がマルチ安打で5連勝に貢献 犠打19&盗塁26もトップ「自分の仕事は変わらない」 

阪神・中野(東スポWeb)

阪神・中野拓夢内野手(25)が6日のDeNA戦(横浜)で3打数2安打をマーク。既にシーズン規定打席に到達している背番号51は打率を2割7分4厘にまで上昇させた。

打って走って送る――。近本との1、2番コンビ「チカナカ」も板についてきた。この日2つの犠打も記録した中野の犠打数は、リーグダントツトップの19。「ランナーを次の塁に進めるという点をしっかり意識している点が、いいバントにつなっがていると思います」。チームは2―0で競り勝ち5連勝。だが、ドラ6ルーキーは快勝劇にもうわつくことなく「これからも自分の仕事は変わらない。バントも、塁に出ることも。しっかりチームのためにやっていきたい」と〝職人肌〟な雰囲気を漂わせながらこの日の一戦を冷静に振り返る。まさに「渋い」の一言だ。

犠打数だけでなく、盗塁数26も依然リーグトップ。矢野監督も「バントの内容もしっかりしたものがある。前半戦は1年目ということもあり、作戦面では『どうかな』と不安なところもあったんだけど、そういう点も成長している」と中野の働きを高く評価した。

打てます。走れます。送れます。ついでに言うと守備も超華麗です――。走攻守において高いパフォーマンスを発揮し続ける中野は、今や虎打線のキーマンと呼んでも過言ではないほどに急成長しつつある。

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