長崎・銅座町のプレミアム商品券 8日から発売 3000円お得に

銅座町商店街組合が販売するプレミアム付き商品券=長崎市、同組合事務所

 長崎市中心部の歓楽街にある銅座町商店街組合(坂本裕樹会長)は、新型コロナウイルス禍の影響で落ち込んだ客足を呼び戻そうと「銅座町プレミアム付商品券」を8日から販売する。1冊1万3千円分(千円10枚、500円6枚の計16枚つづり)を1万円で購入でき、3千円分お得。使用期限は来年1月末まで。
 同組合によると、組合独自のプレミアム付き商品券を販売するのは初めて。同市の「商店街等にぎわい復活支援事業費補助金」を活用した。加盟の約320事業所のうち、賛同した居酒屋やバーなどの飲食店、衣料品店、美容院など41事業所で使える。販売場所は町内の洋菓子店「ラ ピエス」と「リモージュ・タケヤ」、セブンイレブン長崎銅座町店。16日まで計300冊を発行し、売り切れ次第終了する。
 コロナ禍に伴う営業時間短縮要請や酒類の提供が制限される時期が続いた影響で客足は激減。先月13日に制限が全面解除になっても出足は鈍く、いまだ休業する店もあるという。坂本会長は「各店は感染対策を徹底している。商店街全体で来店を呼び掛けることで、お客さまも店も楽しいひとときを過ごすきっかけにしたい」と話した。
 市商工振興課によると、同補助金は市内の各商店街組合など17団体が申請。プレミアム付き商品券の販売やスタンプラリーなどが予定されている。


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