洋館に住む妖精が見える中年男 函館港イルミナシオン映画祭受賞シナリオ 「自宅警備員と家事妖精」公開

函館港イルミナシオン映画祭2019でシナリオ大賞特別賞を受賞したオリジナル脚本の映画化作「自宅警備員と家事妖精」が、11月20日より劇場公開されることが決まった。

「自宅警備員と家事妖精」は、函館の洋館に住む自称”自宅警備員”の中年男・古川稔が、洋館に古くから住み着く家事妖精の絹(シルキー)が見えるようになる物語。中年男の再生と自立が描かれる。洋館は1カ月後に売却されることになるが、洋館で100年に渡り守ってきた絹は、稔に洋館を買い取って守るように促す。やがて稔も洋館の大切さに気づき始める。

主人公の古川稔役を「ロスト・バイ・デッド」「カメラを止めるな!」の大沢真一郎が、家事妖精の絹役を「菊とギロチン」「鈴木家の嘘」などの木竜麻生が務める。流山児祥、中島トニー、林家たこ蔵、オーディションで選ばれた子役の田之下雅徳らが顔をそろえ、藤本匠が監督を務める。

脚本は、函館港イルミナシオン映画祭2019でシナリオ大賞特別賞を受賞した潮喜久知のオリジナル。函館港イルミナシオン映画祭は“映画を創る映画 祭”として1995年より始まり、1996年にはシナリオ大賞を創設。これまでに多数のシナリオが映画化・映像化されてきた。2015年からは函館を舞台にしたオリジナルシナリオからの映画作りを新たにスタートさせた。「自宅警備員と家事妖精」は、西尾孔志監督「函館珈琲」に続く第二弾となる。

【作品情報】
自宅警備員と家事妖精
2021年11月20日(土)よりK’s cinema、シネマ太陽函館ほか全国順次公開
配給:太秦
©「自宅警備員の家事妖精」製作者委員会

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