鷹モイネロが一時帰国へ「8回の男」残り全試合不在でCS争い

6日の楽天戦で登板したモイネロ

ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(25)が母国キューバへ一時帰国することが決まった。

球団は理由について「家族の都合」によると説明。6日の朝に本人からの申し出があり、工藤監督の了承を得て同日中に帰国が決定していた。7日からの西武2連戦(メットライフ)には帯同せず、8日に出国。新型コロナウイルス水際対策による各国の入国制限があり、現時点でキューバで7日間、再来日時に10日間の待期期間がある。佳境を迎えているペナントのホークス最終戦は今月24日。現在4位のチームは、勝ちパターンの8回を担う絶対的セットアッパーを欠く中で、逆転でのCS進出を目指すことになる。

モイネロは今回の帰国に際し「シーズン終盤の大切な時期にチームを離れることになってしまい、申し訳ない気持ちです。残り試合も少なくなってきましたが、今後のチームの勝利を祈っています。一日でも早くチームに戻って来られるようになることを願っていますし、その日に向けて、私ができることを続けていきたいと思っています」と球団を通じてコメント。状況が回復次第速やかに再来日する意向で、チームがCSに進出した場合は再び戦力に加わる意思を持っている。

モイネロは帰国がすでに決定していた6日ナイターで行われた楽天戦(ペイペイ)で、3点ビハインドの8回から救援登板。一死も奪うことできず2点を失う投球で珍しく精彩を欠いた。なお、チームは7日にモイネロの登録を抹消し、代わりに津森を昇格させることを決めた。

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