中国メディアが、ベトナム代表の韓国人指揮官、朴ハンソ監督のコメントを捏造(ねつぞう)した疑惑が浮上している。
日本と同じカタールW杯アジア最終予選B組に入った中国とベトナムは、ともに同最終予選2連敗スタート。8日に両国の対戦(UAE)が控える中、朴監督が中国について「試合開始から30分しか走れないチームだ」とバカにしたような発言をしたとされる。複数の中国メディアが同コメントを伝え、中国国内で朴監督への批判が高まっているという。
しかし、ベトナムメディア「ソハ」が「朴ハンソ監督のコメントは捏造されたものだ。同氏は中国メディアとのインタビューに応じたことがないからだ」と伝えた。つまり朴監督のコメントは中国メディアによる捏造だというのだ。その証拠の1つとしてどこのベトナムメディアも、同監督が中国を批判したコメントを報じていない。
中国メディアがどのような意図でコメントを捏造したのか。それとも本当に言ったことなのか。B組最下位決戦を前に思わぬ騒動が起きてしまった。