巨人が痛恨のサヨナラ負け 原監督「打線がこじ開けないと勝てませんね」

サヨナラ負けとなり、ベンチから引き上げる原監督(手前)

痛恨の黒星となった。巨人は7日、ヤクルト戦(神宮)で0―1とサヨナラ負けを喫した。

先発マウンドに立ったエース・菅野が6回まで無安打投球を続け、後を託されたブルペン陣もデラロサ―畠と8回までを無失点リレーで繋ぐ好救援。ところが一方の打線はつながりを欠き、4回まで毎回走者を出しながらも得点を奪えなかった。5回以降は1本の安打も放てないまま、最後は9回にビエイラが二死二塁から山田にサヨナラ内野安打を許した。

絶対に負けられない首位ヤクルトとの直接対決で屈辱の同一カード3連敗。試合後、原辰徳監督(63)は21イニング連続無得点および4試合連続2桁三振で完封負けを喫した打線に苦言を呈した。奮闘した投手陣を見殺しにした打線に「何とか打線がね。こじ開けないとね。勝てませんね」とチクリ。「先発メンバーはね。やっぱり躍動することですよね」とも続け、奮起を促した。

これで首位・ヤクルトとのゲーム差は「8・5」に拡大。逆転優勝の可能性はもはや風前の灯となり、限りなく厳しい状況へと追い込まれた。

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