東京、医療と感染の“警戒レベル”引き下げ 小池都知事「総力戦で抑え込んだ」

東京都内の新型コロナウイルスの新規感染者数は引き続き減少傾向が続いています。東京都は10月7日の感染状況を分析する会議で、医療提供体制と感染状況の警戒レベルをそれぞれ1段階引き下げました。

10月7日に開かれた会議で、東京都は医療提供体制の警戒レベルをこれまでの「最も高い段階」から引き下げ、「通常の医療が一部制限されている状況」だとして、上から2番目の段階としました。東京都内は2020年12月から医療提供体制の警戒レベルが最も高い段階が続いていて、10カ月ぶりの引き下げとなりました。また、感染状況についても前の週に引き続き1段階引き下げられ、上から3番目の警戒レベルとされました。東京都の小池知事は「陽性率も2%を切る状況になった。皆さんの協力、ワクチンの効果、抗体カクテルも威力を発揮している。総力戦でやってきて、これだけ抑え込むことができた」と総括しました。

小池知事はまた、都庁を訪れた堀内ワクチン担当大臣と面会しました。小池知事は、大臣の就任を祝うとともに3回目のワクチン接種を見据え、国と連携していく考えを示しました。堀内大臣はオリンピックとパラリンピックについても担当していることから、大会後のレガシー発信を東京都と国で連携して進めていくことを確認しました。

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