独創性あふれる「きぬた」開発 岡金菓子店

 岡金菓子店(名立区名立大町92、電025・537・2146)の名物で、和洋折衷のロールケーキ「きぬた」(税込み150円)が近年、注目を集めている。しっとりとしたカステラ生地で優しい甘さの黄身あんを巻いており、甘い香りが食欲をそそる。

 2代目の岡崎莞爾さんが和菓子に洋菓子の良さを取り入れた商品を研究し、約45年前に「きぬた」を発売した。商品名は、来店客が「絹を巻いたような柔らかさ」を表現し、名付けたという。

 多くの商品に用いている自慢のカステラ生地は、独特の食感を生み出すため、材料や製法に強いこだわりを込めている。平均気温が15度を下回る冬期間のみバターケーキ(同180円)も登場する。

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