はての浜で44キロ、特大GT

 久米島在住の平良裕太さん。9月26日の夕方から友人と2人で大物タマンやロウニンアジ(GT)を狙って「はての浜」に渡った。仕掛け投入直後から小物のアタリが多く、納竿前の午前9時までに40センチ前後のムネアカクチビや小型のロウニンアジなどが4匹釣れ、大物は午後9時に50キロのサメしか釣れなかった。

 最後の一投に大物を期待して、イッテンフエダイの切り身を餌に仕掛けを投げ入れた。竿掛けにセットしようとした時に、いきなり大物がヒット。沖に向かって50メートルほど走って止まると、今度は右に左に走り回り、抵抗をしたが15分ほどで砂浜に引き上げることができた。これが142センチ・44キロの特大ロウニンアジで、高校生時代に35キロを釣ってから20年ぶりに自己記録を塗り替えることができた。

 磯から大物を釣ることにこだわる釣りクラブ「沖礁会」の大城光浩さん、メンバーの玉城淳也さんと2人で9月22日の夜から国頭海岸の荒磯に4泊5日の予定で釣りに出掛けた。

 初日に玉城さんが9キロのアーラミーバイを釣り、2日目以降もアカジン3キロなどが釣れたが、大物は釣れないまま最終日の夜を迎えた。昼間に釣れたイスズミを餌に仕掛け、待望の大物が食いついた。掛かった魚は必死の抵抗をしたが1分ちょっとで海面に浮かすことができた。これが119センチ、31.2キロのアーラミーバイだった。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

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