がんになった『解雇しない条件として仕事すること、日数は減らせない』職場理解広がらず 両側乳がんになりました115

今月は乳がんの啓発月間、ピンクリボン月間です。

『ブレスト・アウェアネス』・・・ご自身の胸のことに関心をもっていただきたいと思います。(※10月23日(土)に『ブレスト・アウェアネス』をテーマにLIVE配信を予定)

前回はセルフチェックなども載せたのですが、今回は『がん患者と食事・運動』のお話です。

日本対がん協会が作成した新しいリーフレットがダウンロードできるようになりました! https://www.jcancer.jp/news/12245
聖路加国際病院副院長 ブレストセンター長 山内英子先生が監修された『乳がん再発リスクを減らせる食事と運動』。その一部をご紹介します。

乳がん経験者には”食事”が大事

肥満を予防することで乳がんの再発リスクが減らせるという結果が出ています。効率のよい体重のコントロールは食事の方がしやすいので、食習慣の見直しが大切です。わかってはいるけれど、こうしてデータが出ていると何かしなくては、、と気が引き締まります。

ポイントは『給食スタイル』。野菜だけ、とかカロリーの低すぎる食事もリバウンドを呼びます。体力もつけねばなりません。パンフレットには【がんサバイバーキッチン】のリンクもあり、献立もありますので参考になりますよ。

運動にはかなりのメリットがあります。疲れにくい体を私も手に入れたいです。少しずつやっていこうと思います。実際の冊子には、簡単にできる体操なども載っていますので是非、ダウンロードください。

https://www.jcancer.jp/news/12245(日本対がん協会)

『解雇しない条件として仕事すること、日数は減らせない』

40代女性からメールをいただきました。

『私は今年の5月下旬、浸潤性乳癌で右胸全摘しました。小さなリンパ節転移があり、6月下旬から化学療法開始。第一弾の治療が終わり、現在は第二弾の治療中です。

手術・入院のため休職しましたが、職場から「復帰できないのか」と言われ、術後3週間たたないうちに仕事復帰しました。化学療法することと働く日数を減らしたいと職場に伝えたら「解雇しない条件として治療中でも仕事すること、日数減らすのはダメ」とやんわり言われました。

治療した次の日は休んでますが、その次の日から多少調子悪くても出勤してます。癌になっても仕事する権利はあるので雇用し続けてくれるのはありがたいですが、心ないことを言われたりするから世間の厳しさを改めて実感しています。

上司の理解があるか、ないかで治療中の就業や休職は左右されますが、ちゃんと正直に病気のことは話すべきだと思います。上司に理解されなくても一緒に働くスタッフに理解してくれる方は必ずいます。』

ありがとうございます。一緒に働くスタッフに理解して下さる方がいらして本当によかった。きっとおつらいときもお互い様と助けてくださっているのではないかと推察します。こうした方が増えていくことが次の誰かのためになるのではないかと思います。

『来週手術・・・娘の出産までに回復したい』

50代女性 から

『はじめまして。札幌に嫁いだ娘が二人目の里帰り出産の為に帰省中、、、乳がんがわかりました。娘が出産を終えてから手術をしようか迷いましたが、癌を抱え、不安なまま娘のフォローをするよりも、手術をして晴れやかな気持ちで新しい命を迎えようと…来週、左乳房全摘の手術をします。

無事手術を終え娘の出産までに体力、気力ともに回復して欲しいと祈る気持ちです。このおっぱいで二人の娘を育てました。ありがとうの気持ちでバイバイです。こちらで皆様のお話に勇気をいただきました。ありがとうございます。これからも励みにさせていただきます。』

ひとりじゃないですね。無事の手術、お祈りしています。

みなさんも体験やお悩みお聞かせください。

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