西武・今井が血染めの熱投 7回9奪三振1失点も8勝目ならず「何とか最少失点で切り抜けられた」

7回1失点と好投した西武・今井

西武・今井達也投手(23)が8日のソフトバンク戦(メットライフ)に先発し、7回打者27人に117球を投げ5安打1失点9奪三振投球。8勝目(7敗)の権利を持って降板したが、2番手・増田が中村に6号ソロを被弾し今井の勝ちは消えた。

今井は初回から右手親指付近を負傷、出血するアクシデントを負いながらのスタートとなった。しかし、それをおくびにも出さず淡々と森のミット目がけ力のある球を投げ込んだ。

毎回のように走者を背負いながら要所を締め失点は7回先頭の牧原に許したソロ本塁打による1点のみ。2―1とリードを保ってマウンドを降りた。

しかし8回、2番手・増田が中村に6号同点ソロを浴び今井の8勝目は消えた。

それでも今井は「今日はランナーを出しながらも要所では抑えることができたと思います。何とか最少失点で切り抜けることができました。いつも立ち上がりが不安定ですが、徐々に調子をあげていくのが、ある意味自分のスタイルというか持ち味なので、今日も3回、4回くらいからバランスよく投げることができたと思います」とこの日の投球を振り返っていた。

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