トニー・ベネット、レディー・ガガとのニュー・アルバムでギネス世界記録™を達成!

トニー・ベネットとレディー・ガガが10月1日にリリースした共作アルバム『ラヴ・フォー・セール』で、トニー・ベネットは世界新記録を樹立。トニー・ベネットが95歳と60日という史上最高齢で新作アルバムをリリースしたことがギネス世界記録に認定され、そのニュースを伝える映像が、本日YouTubeでも公開された。 トニー・ベネットと10年前に出会って以来、60の年齢差を超えた友情をとても大切にしていることを先日メディアに語ったレディー・ガガは、前述の映像の中で次のようにコメントしている。「私は彼と一緒に歌うたびに、彼の心の中にいる“少年”を垣間見ます。2人の魂が一緒に歌うことで、歌がとても自由なものになるんです。そして同時に、彼の全ての知恵を取り入れることができます。彼が人生で得た全ての知恵を。」 『ラヴ・フォー・セール』は、グラミー特別功労賞(Lifetime Achievement Award)を含む19のグラミー賞を受賞した70年以上のキャリアを持つベネットの最後のスタジオ・アルバム。ベネットとガガが2011年にシングル「レディー・イズ・ア・トランプ」を初めてレコーディングし、その後、2014年に初のフル・アルバム『チーク・トゥ・チーク』を発表してから10年目の新作。コール・ポーターの名曲をフィーチャーしたアルバムからの第3弾ミュージック・ビデオとして、先日、「あなたはしっかり私のもの」(原題:I've Got You Under My Skin)のビデオが公開されたばかりだ。 アルツハイマー型認知症でガガのことがベネットを認識できているか定かではない中8月に2人が迎えたベネットにとって最後のライヴは、ガガもベネットの家族もショーが成功するか不安視していたが、ベネットはステージに上がり、音が鳴り始めたらスムーズに歌いだし、更に、久しぶりにガガのことを「レディー・ガガ」と名前で呼んだという。ガガは「音楽が流れ始めると、トニーに言葉では説明できない“何か”が起きるの」と説明した。 世代を超えた友人の2人による2作目にして最後のコラボ・アルバム『ラヴ・フォー・セール』で、彼らが最後に伝えたかったこととは?アルバム聴きながら、是非それを感じ取って頂きたい。

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