張本勲氏 ホームラン王逃した大谷翔平を残念がるも「関口さん、褒めてあげてください」

張本勲氏

野球評論家の張本勲氏(81)が10日、「サンデーモーニング」(TBS)にリモート出演し、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の活躍を総括した。

大谷は2021年シーズンを投手で9勝2敗、防御率3・18、156奪三振。打者で46本塁打、100打点、打率2割5分7厘、26盗塁をマークした。日本人としてイチロー以来20年ぶりのMVP獲得なるかが注目されている。

この成績について張本氏は司会の関口宏(78)に対して「関口さん、褒めてあげてくだい。ものすごくよく頑張りました」と切り出した。続けて「出口の見えない暗い時代にこの人の活躍が明るくて毎日楽しみでした」と笑顔を見せた。

今シーズンの活躍を賞賛したうえで張本氏らしく注文もつけた。「プロスポーツは2番もビリも一緒なのよ。残念なことが1つ2つあります。打率が非常に少ない。仕方がない。ホームランを狙ってるから。ただホームラン王を取れなかった。やっぱり金メダルを取らないと価値がない。2位になったら周りが褒めてくれます。『よくやった。すごいじゃないか』と。ところが大谷は知りませんけど2位になったら1か月ぐらい食事が喉を通らない。自分を責めて悔しくてね。ホームラン王を取れなかった、金メダルを取れなかった。これが唯一の残念です」と自分のことのように悔しがった。

続けて「打って投げて走って守って滑ってる。アメリカの選手にそんな選手いませんよ。何回も言うように褒めて上げてくだい」と熱弁した。関口も「みんな褒めてると思います」と共感していた。

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