【ドラフト】横浜DeNA、競合のくじ引きは三浦監督に 「特別なことは考えていない」

スカウト会議に参加した三浦監督(左から2番目)=横浜市内(球団提供)

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)を前日に控えた10日、横浜DeNAは横浜市内でスカウト会議を開き、1位指名候補を絞り込んだ。事前の公表はせず、他球団と競合した場合は三浦監督がくじを引くことも決まった。

 セ・リーグ最下位に沈むベイスターズは投手陣の駒不足に泣かされ、1位指名候補には黒原拓未(関学大)や隅田知一郎(西日本工大)らが名を連ねたとみられる。

 進藤達哉編成部長や三原一晃代表らが他球団の動向を踏まえ、最終的に決める。進藤部長は「1位候補の5~6人は担当スカウトやチェッカーの評価を踏まえて絞った。最後は頭を冷静にし、私や三原さんが誰でいくべきか決める」と話した。

 県内選手では今春の選抜優勝投手の石田隼都(東海大相模高)が上位候補に入っている。

 この日、約30選手の映像を確認した三浦監督は三原代表からくじ引きの大役を託された。172勝をつかんだ右手で当たりくじを目指すという指揮官は「責任重大な役割。初めてなので特別なことは考えていない」と話したが、“正装”で挑むという。

 今回のドラフト会議では6~7選手の指名を予定し、育成選手も複数名が挙がっている。進藤部長は「補強ポイントは全部。各ポジションにそれぞれ必要な補強ポイントが見える」と話した。

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