井上尚弥 年内の調整試合を希望「来年のビッグファイトに向けて、やりたいよね」

井上尚弥

ボクシングWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)が、年内の防衛戦を熱望した。

6月にマイケル・ダスマリナス(フィリピン)に衝撃の3ラウンド(R)TKO勝ちして以降、次戦が不透明な状況。目標とする同級の主要4団体統一に向け、少なくとも年内にはWBC同級王者ノニト・ドネア、WBO王者のジョンリール・カシメロ(ともにフィリピン)のどちらかと戦い、ベルトを1本増やす青写真を描いていた。

双方ともそれぞれの団体から指名試合の指令が出されたため、実現が困難となったが「時期がくるまで気長に。バンタム級で4本のベルトは必ず巻く」とぶれない構えを見せていた。

そんな中、10日に自身のツイッターを更新し「来年のビッグファイトに向けて今年は調整試合でもいいからやりたいよね、、、」と年内の防衛戦に意欲を見せるコメントを投稿。2022年こそ悲願の4団体制圧を完遂させるため、その助走をつけたいといったところか。

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