読書「月0冊」高2の半数超 在宅増えても“読書離れ”

栃木県教育委員会が入るビル

 栃木県内の高校2年生の2人に1人が月に1冊も本を読んでいないことが9日までに、県が実施した2020年度調査で分かった。コロナ禍で在宅時間が増えたと考えられるものの、読書をしない生徒の割合は前年度に比べて微増し、7年ぶりに全体の半数を超えた。県教委生涯学習課は「スマホや動画視聴など、子どもたちの関心の対象が多様化していることが一因」と分析している。

 調査は21年1~2月、高校2年生2264人、中学2年生655人、小学5年生728人を対象に行った。

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