長崎ヴェルカ ホーム戦に駆けつけたファン1888人 「最高」「すごい迫力」

試合後、コートを一周する選手たちをたたえるスタンド=県立総合体育館

 B3初参戦の長崎ヴェルカが、地元に新しい「ワクワク」を届けた。10月9日、ホーム戦に駆けつけたファンらは1888人。県バスケットボール協会の御手洗喜朗会長は「バスケットを通じて長崎がこんなに盛り上がってくれてうれしい。日本の遠い西の地で素晴らしいプレーが見られて最高」と目を細めた。
 観客は応援グッズを掲げたり、BGMに合わせて手拍子をしたりして選手を後押し。ダンクシュートやビッグプレーが決まると大きく沸いた。長崎市内で焼き鳥店を営む森浩二さんは「初めてのホーム戦を体感したくて、店を休んで家族3人で来た。B3で優勝して、B2、さらにB1の試合をここで見たい」と興奮気味だった。
 今後、ホーム戦は来年5月まで27試合を予定。地元の子どもたちも、プロのプレーをじかに見られる機会が増える。長崎南山高バスケットボール部2年の永安柊太さんは「テレビと違って迫力がすごい。ヴェルカの強いディフェンスと速攻を見習いたい」と声を弾ませていた。


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