ウイルス感染解除を名目に20万円分の詐欺被害 60代女性

 長崎県新上五島署は9日、新上五島町内の60代女性がパソコンのウイルス感染解除を名目に計20万円分の電子マネーをだまし取られる特殊詐欺(架空請求)事件が発生したと発表した。
 同署によると8日、女性が自宅でパソコンを操作中、画面に「ウイルスが発生しています。電話をしてください」とのメッセージが出たため、表示された番号に連絡。ウイルス解除サポート関係者を名乗る男から、ウイルスの解消には金が必要として電子マネーで支払うよう求められた。女性はコンビニエンスストアで4回にわたり計20万円分を購入、番号を電話で男に伝えたという。女性が不審に思い、警察に連絡した。
 同署は「『電子マネーの番号を教えろ』はすべて詐欺。電話やメールでお金の話をされたら、詐欺を疑い、必ず家族や警察に相談を」と注意を呼び掛けている。

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