【21日】長崎県内13人コロナ感染 五島のクラスター拡大 長崎59日ぶりゼロ

21日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(20日午後7時現在)

 長崎県は21日、県内2市2町で計13人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生している五島市立緑丘小で新たに児童2人が感染。関連する感染者は児童10人、教職員1人の計11人となった。長崎市は7月24日公表以来、59日ぶりにゼロだった。
 五島市教委は同日、緑丘小に加え、福江小と福江中を22~26日、臨時休校すると発表した。同教委によると、緑丘、福江両小は、福江中校区内にある。緑丘小でのクラスター発生によって、新規感染者や濃厚接触者の増加が懸念されることや、不安を感じて学校を欠席する児童生徒も多くいたため判断した。
 五島市はまた、富江給食センターと水道局の市職員それぞれ1人の感染が判明したと発表。同センターは21日に消毒作業を実施し、22日まで給食の提供を休止する。4校計約300人分の給食を作っており、各自弁当などで対応してもらう。24日に再開する予定。水道局の職員は窓口業務に従事しておらず、同局は消毒作業をして通常通り業務をしている。
 諫早市と西彼時津、長与両町は各1人。いずれも県内陽性者の接触者だった。

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