「黒い雨」原告以外の被害者 被爆者手帳を集団申請 広島

原爆投下後に降った「黒い雨」の被害者らが広島市に被爆者手帳の交付を求め集団申請しています。

11日は国の援護対象区域外で「黒い雨」の被害にあった100人以上が広島市に被爆者手帳の申請書類を持参しました。

「黒い雨」をめぐる裁判では原告全員を被爆者と認める判決が7月に確定し、政府は原告以外への救済を検討するとしているもののいまだ具体的な内容を示していません。

(5歳の時に黒い雨にあった法崎月美さん)

「妹を乳母車に乗せて母が田んぼの草取りをしていた農道に一緒にきて雨がだーっときてびしゃびしゃになったなんでもう少し早くわかってもらえないのかなというのがすごくあった」

手帳は交付日ではなく申請した日から有効なため県被団協などはできるだけ早く申請するよう呼びかけています。

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