〈新型コロナ〉ワクチンを誤接種 大規模接種センターで 上越市

 県と上越市は11日、新型コロナワクチンの大規模接種センターで誤接種があったと発表した。同市在住の50代男性1人に対し、1回目接種をファイザー社製、2回目接種を武田/モデルナ社製で実施した。

 1回目は8月22日に市の集団接種として、2回目は10月9日に県の大規模接種として行われた。会場はいずれも上越総合病院。誤接種を受けた男性には謝罪し、健康観察では11日までに異常はないという。

 接種の際、事前に接種履歴を確認すべきところを、ミスにより見落としたという。9月にも同様の事案が発生している。同市の大山仁健康子育て部長は日の記者説明会で、「(県の大規模接種センターの)受付事務は当市で行っている。当市による誤り」と陳謝。「再発防止策として、全てのスタッフに対する注意喚起を再度徹底する」とした。

ワクチン誤接種について説明、謝罪する大山健康子育て部長(中央)ら(11日、上越市役所)

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