〈新型コロナ〉施設など制限緩和 糸魚川市 緊急事態・まん防解除 県外往来なお慎重に 

 緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が解除されたことに伴い、糸魚川市内の観光施設や文化施設などでは1日から、入館・利用者制限の対象となっていた地域からの受け入れも再開する動きとなった。各施設では引き続き感染予防策を講じて安全面の徹底に努める。

 同市は9月30日、庁内で「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開いて解除に伴う対応を確認した。県の注意事項に準じ、市民には解除以降も他の都道府県への往来は慎重に判断することやマスク着用、手指消毒などの基本的な対策の徹底をホームページなどを通じて呼び掛けている。

 また、同市のワクチン接種は、集団接種の糸魚川総合病院と能生生涯学習センターが予約受け付けを終了した。開業医での個別接種は11月中に2回目接種を終了する(12歳を除く)。9月27日時点の接種率は市内対象者全体で1回目86・1%、2回目70・1%。市内の新型コロナウイルス感染症患者の発生は同19日の判明以降、県・市による発表はない。(10月1日午後5時現在)。

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