新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、横浜市は11日、同市で実施している集団接種などの会場を11月から大幅に縮小すると発表した。市民の接種が進み、予約が取れやすい状況になったためとしている。
市内に18ある集団接種会場のうち13会場を11月以降、2回目接種の完了後に順次閉鎖する。鶴見、南、港北、戸塚、瀬谷区の公会堂など5会場も12月上旬に閉鎖する見通しだが、それまでは接種を継続する。計約7千人の予約枠を設けて10月25日から受け付けを始め、空きがあれば当日予約を受け付ける体制も整える。
5会場が閉鎖される日には、米ファイザー製ワクチンの2回目が未接種の人を対象とした接種枠(約1400人)を設ける。
現在は約1600カ所の医療機関で行っている個別接種は11月以降、12~15歳の接種を積極的に行う医療機関など約450カ所に集約する。
横浜ハンマーヘッド(中区)を会場に実施している大規模接種は、最後となる接種予約を今月18日から受け付ける。1回目接種は25日~11月7日を予定している。