【WWE】ベッキーとシャーロットが王者コンビを結成も…ノーコンテスト裁定に

ビアンカ(上)を攻めるベッキー。右はシャーロット(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【カリフォルニア州サンフランシスコ11日(日本時間12日)発】サウジアラビアで行われるWWEのPPV「クラウン・ジュエル」(21日=日本時間22日)を前に女子王座戦線が大混乱だ。

同大会ではスマックダウン(SD)女子王座トリプルスレット戦で王者ベッキー・リンチとビアンカ・ブレア、サーシャ・バンクスが激突する。

この日のロウ大会では、ベッキーとロウ女子王者の〝女王様〟ことシャーロット・フレアーが王者コンビを結成。ビアンカ、サーシャ組と対戦した。ところが4人の思惑が入り乱れ、試合前からビアンカとサーシャが先発を巡ってもめ始める。ここにベッキーとシャーロットも加わり大乱闘となった。

仕切り直しで試合が開始されたが、シャーロットが勝手にベッキーと交代するや、サーシャとビアンカも激しく叩き合って交代するなど両軍ともに不穏な空気に。終盤にはベッキーがディスアーマー(腕固め)でサーシャを捕らえてチャンスを迎えるも、女王様がまたも涼しい表情で交代。さすがに大激怒したベッキーともめだすと、ビアンカもパートナーのサーシャをターンバックルに叩きつけて収拾がつかない状況になり、ノーコンテスト裁定が下された。

試合後にはベッキー、ビアンカ、サーシャの3人が再び乱闘に。最後はベッキーがサーシャをマンハンドルスラム(変型裏投げ)で沈め、倒れたサーシャを見下ろしながらベルトを掲げて勝ち誇った。

先日の「WWEドラフト」ではシャーロットのSD移籍が決まったばかりで、今後はベッキーとの女子頂上争いも激化しそうだ。

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