閉校控えバルーンリリース 下野市薬師寺小、和太鼓グループの演奏も

薬師寺小のバルーンリリース

 【下野】来春開校する南河内小中学校に統合され、本年度で閉校する薬師寺小は11日、児童らが風船を飛ばす「バルーンリリース」などの閉校記念イベントを実施した。

 学校に感謝し、大人になっても忘れない思い出づくりをしようと企画した。

 バルーンリリースでは、全校児童379人が風船を2個ずつ持って校庭に集合。海老原忠(えびはらただし)校長の合図で、一人一人が願いを込めた風船計800個を青空に放った。「きれいだね」「もう豆粒くらいになった」などと児童からは歓声が上がっていた。

 このほか、和太鼓グループ「彩(さい)」の演奏が行われ、児童らは手拍子で演奏に参加するなど迫力ある楽曲を楽しんだ。

 6年稲見颯真(いなみそうま)君(11)は「お父さんもおじいちゃんも通っていたので閉校は寂しいけれど、思い出ができてよかった」と話した。

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