【新日本・G1】EVILの無法三昧に屈した後藤洋央紀が憤慨「これでいいのか、新日本プロレス?」

後藤洋央紀(手前)は無法三昧のEVILに敗れ屈辱の負け越しが決定した

新日本プロレス12日仙台大会「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、後藤洋央紀(42)がEVILに敗れ5敗目。屈辱の負け越しが決定した。

要所要所で介入してくるEVILのセコンド・ディック東郷にとことんペースを狂わされた。リング上にレフェリーが不在の間に、東郷との合体技マジックキラーを浴びて窮地に。ならばと前方大外刈りからの後藤弐式(変型エビ固め)で丸め込んだが、ここも東郷がレフェリーの注意を引き付けていたため幻の3カウントに終わってしまう。

それでも諦めない後藤はGTWからミドルキックを発射。しかしGTRの体勢に入ったところでまたも東郷が介入してくる。EVILがレフェリーを引き付ける間に、背後からのワイヤーチョーク攻撃でグロッギー状態に。フラフラと立ち上がったところでEVIL(変型大外刈り)を浴びて3カウントを奪われてしまった。

すでに優勝決定戦(21日、日本武道館)進出の可能性は消滅していたが、この日の敗戦で屈辱の負け越しも決定。無法三昧に屈した後藤は試合後のバックステージで「これでいいのか、EVIL、テメエは? これでいいのか、新日本プロレス? 俺は認めない。アイツを絶対に認めない」と、「ハウス・オブ・トーチャー」を率いる暗黒王への怒りを爆発させていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社