石崎徹氏が衆院選を前に報道陣の取材に応じ、日本維新の会での再チャレンジについて抱負を語る

報道陣の前で今後の抱負を語る石崎徹氏

19日に公示となる見通しの次期衆院選に新潟1区から日本維新の会公認で立候補予定の石崎徹前衆院議員が13日、新潟市中央区の事務所で会見を行なった。

石崎氏は前回の衆院選に自民党公認で新潟1区から出馬したが、立憲民主党の西村智奈美衆院議員に敗れ比例復活で当選。昨年10月に自民党を離党し、今年9月には日本維新の会の公認に公募したことに伴い議員を辞職している。

石崎氏は、「今こそ大胆な改革、思い切った政策が必要だと思っている。後退か維新かと言えば、間違いなく今は後退してしまっている。このままの政治ではなく、次の成長につながっていく改革を、顔色をうかがったりすることなく前面に出して訴える」と次期衆院選への意気込みを語った。また、“古巣”である自民党の党員の中にいる自身の熱烈な支援者に対しては、野党票の取り込みを念頭に「(野党に流れがちと言われる)無党派層を取り込もうと訴えていきたい」と語っていた。

一方、報道陣からは、元秘書への暴行罪で略式起訴された自身の不祥事に関する厳しい質問が相次いだ。「(選挙では)政策だけでなく人となりも投票の基準になる」という質問には、「反省を重ねお詫びをしつつ、仕事で恩返しをさせていただきたい」とした。

また、「日本維新の会の松井一郎代表からは、石崎君はまだ30代だから、やり直しがきくと言っていただいた。政策実現の場として、再チャレンジを後押ししてくださる場所に身を置かせていただいたと思っている。自分自身を見つめなおす時間があったので、身をもってさまざまな境遇にいる方の気持ちを考えることもできた。20年30年先か、あるいはもっと後の代の方が、あの時の石崎がした出馬の決断は良かったと少しでも話してくれるような人間性と政治家としての仕事を培っていけるよう、日々反省と精進を続けていきたい」と語っていた。

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